短時間で効率的な環境教育を実現。学習の定着度も向上
京都府(福知山工場) / 株式会社神戸製鋼所
コンサルティング事例
エリア | 東京都(本社) |
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業種 | 化学・素材 |
会社名 | 日産化学株式会社 |
HP | https://www.nissanchem.co.jp/ |
日産化学株式会社様は、1887年の創業以来、日本初の化学肥料製造会社としてスタートし、130年以上にわたり化学の力で社会課題の解決に取り組んでこられました。
現在では、化学品、機能性材料、農業化学品、ヘルスケアの4つの事業領域でグローバルに製品・サービスを提供されています。また、情報通信、ライフサイエンス、環境エネルギーを成長事業と位置づけ、新しい技術および製品の創出に挑戦されています。企業理念として「社会が求める価値を提供し、地球環境の保護、人類の生存と発展に貢献する」を掲げ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進されています。
複数のサービスをご利用いただく中でも今回は、Prime Collegeやオリジナル動画を活用した環境・安全分野の「社員教育」の取り組みを中心にお話を伺いました。
ご対応いただいたのは、本社で日頃からリスクマネジメントに携わる環境安全・品質保証部 環境安全・品質保証グループのグループリーダーおよびご担当の皆様です。教育現場での課題や工夫についてお話を伺いました。
・環境・廃掃法に特化した動画教育サービス『Prime College®』
・環境法令に関するオリジナル教育コンテンツ制作
・労働安全オリジナルCG動画制作サービス『ゼロ災CG』
・法令実務の相談クラウドサービス『ナレッジ・デスク』
・廃棄物処理ルート最適化サービス
・実地確認代行サービス
当初、全体としての知識レベルにバラつきがあり、法的知識が浸透しているとは言いづらい状況でした。
「なぜこのルールなのか?」という法的背景や理解が伴っていなければ、企業として求めるレベルへの到達は困難。そういった課題意識がありました。
また、社内では毎年1回、独自に作成した教材をもとに定期教育を行っていましたが、法令改正が多く、タイムリーに更新できていたのか、正直、自信がありませんでした。
加えて、コロナ禍以降は事業所への訪問が難しくなったこともあり、教育手法の見直しを考えていました。
もともと、廃棄物管理に関する打ち合わせを進めていた中で、弊社側から「社員教育に課題がある」とお伝えしたところ、Prime Collegeの提案を受けました。実際にコンテンツを見た際に「これは使える」と感じたんです。
従来、独自に作成していた教材と置き換えられる内容だったこともあり、まずは少人数で試してみることに。
また、教育後にテストを実施し、知識定着を確認する手法を取っていましたので、それに対応できるツールとなると、更に期待が高まりました。
実際に運用を始めてみると、コンテンツの分かりやすさや使いやすさもあり、社内からの反応も上々。必要箇所へ展開する際も、大きな障壁はありませんでした。
現在は、毎月追加される新作動画を環境安全・品質保証部メンバーが必ず視聴しています。それ以外の動画についても、業務上の疑問があった際には検索して調べるなど、辞書的にも活用しています。継続的な学びの場として機能している実感がありますね。
さらに、毒劇物や高圧ガスといった社内での重要テーマについては、社内ルールやリスクを踏まえたオリジナル動画を制作し、より実態に沿った教育を行っていくことを計画しています。私たちが本当に目指しているのは、現場に直結した『生きた教育』なんです。
環境や安全に関する教育をより分かりやすく伝えていくために、今後は弊社独自の教育動画を活用するシーンを増やしていきたいと考えています。
労働災害については、毎年テーマを設定し計画的に対策を進めており、今年度は「熱中症」を取り上げて取り組んできました。 来年度は「墜落・転落」をテーマに、イーバリューさんとの連携で労働安全に関するオリジナル動画の制作を予定しています。
こうした取り組みの中で重視しているのは、社員が“自分ごと”として安全行動を捉えられること。 そのためにも、単なる知識の伝達にとどまらず、心に訴えかけるような教材を期待しています。 イーバリューさんには、これまでのやりとりを通じて、相手の立場や想いに寄り添ってくれる姿勢を感じているので、引き続き、一緒に良いものを作っていきたいと思っています。
事例掲載にご協力いただき、ありがとうございました。今後もさらなるご期待に応えられるよう、サポートをしてまいります。
▼Prime College(プライム カレッジ)
▼ゼロ災CG
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